日本で行政相談はどういう社会的機能を果たしているかについて、考えてみたいと思う。今日、日本は急激な経済成長を達成したが、これに伴い、西欧先進諸国との間に多くの摩擦を生じている。その結果、日本の経済力あるいは競争圧力を削減するために、日本国内の様々な問題が西欧の新聞雑誌に取り上げられ、偏見に満ちた批判の対象となっている。このことはわれわれの目にはとまらないが、外国の雑誌や新聞記事をみると、目に余る記事が沢山ある。最近、アメリカの元国防長官ワインバーガーが2007年に日米戦争が発生するというドラマを発表した、との記事があった。日本人には荒唐無稽に思われるが、日本人に対する多くの偏見に塗り固められた西欧人には、ある程度現実味があるのである。